とくもちの解剖日誌

何気ない日常から自己分析したり、発信したりします٩( 'ω' )و

【ファーストラヴ】 読んでみた📗 感想

こんにちは、今日は少し前の話になりますが朝読書の一冊目にファーストラヴを読んでいたので、

その感想とかを書いてみようかなと思います(๑¯ω¯๑)

朝読書の詳しい話はこちら↓

https://otama-zyakushi9.hatenadiary.jp/entry/2021/04/30/204500

 

 

この本を一冊目に選んだ理由は、好きで読みやすい作品だったからです。

実は去年に一度読んでました。それで「面白いな〜」と思ってました。

去年は主に出先で読んでいたことが多くて、横浜線の人が多く使う電車でホームで待っている時も電車内でも読書をしていたちょっと珍しい人になっていたと思います。(みんなが携帯をいじりまくっている中で、硬派に読書を楽しむ自分カッコイイなとも思ってました。笑)

あの時はおそらく久しぶりの読書だったと思います。

それがこんなに夢中になれるような面白い本で「やっぱり読書って楽しいな〜\(^O^)/」と噛み締めた気がします。

そんな印象を抱えて、映画にハマっていた時にファーストラヴの予告映像を初めてみた時はびっくりしました。

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川沿いを血まみれで歩く女子大生が逮捕された。殺されたのは彼女の父親。
「動機はそちらで見つけてください 」
容疑者・聖山環菜(ひじりやまかんな)の挑発的な言葉が世間を騒がせていた。

事件を取材する公認心理師・真壁由紀(まかべゆき)は、夫・我聞(がもん)の弟で弁護士の庵野迦葉(あんの かしょう)とともに彼女の本当の動機を探るため、面会を重ねる......二転三転する供述に翻弄され、真実が歪められる中で、由紀は環菜にどこか過去の自分と似た「何か」を感じ始めていた。

そして自分の過去を知る迦葉の存在と、環菜の過去に触れたことをきっかけに、由紀は心の奥底に隠したはずの「ある記憶」と向き合うことになるのだが…。

https://firstlove-movie.jp から引用

 

見覚えのあるあらすじにびっくりして、近々公開予定とのことだったので絶対に観に行く......!!!と決意しました。

有言実行して映画を観に行った時の感想記事がこちら↓

https://otama-zyakushi9.hatenadiary.jp/entry/2021/02/21/225000

 

映画の予告編はめっちゃ分かりやすく引き込まれるつくりをしている映像なので観て楽しいです↓

https://youtu.be/t5J0hmoF8ss

 

 

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↑特に関係はないけど、3年前の夜に京都植物園に行って撮ったやつ。

 

今回は映画と本の比較や、内容に触れすぎないように紹介をしていきたいと思います(*`・ω・´)ネタバレしないよ!

 

映画がめちゃくちゃ良くてですね。

多少「あれ、こんな話だったっけ......??」感は原作を読んですぐだと感じてたかもしれませんが、私は読んでから大体1年くらい経っていたので違和感なく映画に没入できました。

もちろん映画を観ながら設定が多少変わっているな〜とは思っていましたが。

 

その原作の細かさったら......!!!!

120分?くらいの映画の時間内におさめるために削られたシーンが結構多かったんですね......!

それでも1つの作品として映画は映画で仕上がっていると思うので、私はどっちもオススメです!!

 

 

島本理生さんは心理描写がものすごく細かい人だなと思います。

その心理描写を生み出すために設定もものすごく細部までこだわっていらっしゃると思いますし、それが本を読むと結構伝わってきます。

 

最初は感情移入がしづらかった「聖山 環菜」というキャラクターも段々と読み進めて輪郭が見えてくると、感情移入をせざるを得ないというか......

自分が体験したことではないこと、あくまでフィクションで作り物の話かもしれませんが、そう思えなくなります。

これは実際にあった出来事で環菜や由紀や迦葉は実在して、その事件と立ち向かっているのではないか

現実と空想のラインが曖昧になって夢中になれます。

そんな力がこの作品にはあると思います。

 

由紀がカウンセリングしている様子は映画を観ていた時から覚えていて。

あぁあのシーンないんだぁ......と思いました。

映画は「事件」に集中しているイメージですね。

原作では「環菜を取り巻く事件」は由紀の仕事の一つに過ぎないので、心理カウンセラーとして相談者と向き合う仕事をしているシーンがあります。それが小さなシーンですが由紀の性格とか雰囲気を味わうことができて好きでした。

 

映画では環菜・由紀・迦葉・他 みたいな構成で事件を追う物語が進んでいきますが、原作ではもっと多くの人たちが関わって事件の紐を解こうとする様子が見られます。

具体的には由紀の出版予定の本の担当さんとか、環菜の親友、迦葉と2人で弁護人を務める人、由紀の母親

それぞれが事件に関係のあることやないことをしていて、その様子が描かれています。

↑の由紀のカウンセリングのシーンも同様ですね。事件とは直接の関わりはありませんが、由紀の仕事や雰囲気を感じられます。

そうした一つ一つが積み重なってリアルさや没入感が得られるのかなぁという感想です。

(´-`).。oO(我聞さんや子どもの正親、迦葉の同僚さんとかの話もあったのに忘れてた......)

 

 

繰り返しになりますが、ファーストラヴの映画は映画でめちゃくちゃ良かったです!!\(^O^)/

本だと感じられない「人間が動いている様子」を観ることができますし、聖山環菜 役の芳根京子さんが演技が上手で気になってます👀

それはそれ として楽しめる良い作品だな〜と思います₍₍ ◝('ω'◝) ⁾⁾ ₍₍ (◟'ω')◟ ⁾⁾

 

原作は原作でめっちゃ良いです!!(*`・ω・´)

より細かく事件のこと・人のこと・空気感 を感じられるのはやっぱり原作だと思います。

文庫版で360ページくらいあるので時間はかかってしまいますが、一つの作品として私はオススメします(๑•̀ㅁ•́๑)✧

朝井リョウさんの解説も書いてあります。それが結構的を得ていて「わかる〜〜〜!!」という感じなので、そこも含めて文庫本オススメです。

島本理生さんの他の作品も読んでみたいな〜、読んだらまた感想を書きますね(๑¯ω¯๑)

 

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読んで頂きありがとうございました!!

またね🌙

 

05.07.08:27