とくもちの解剖日誌

何気ない日常から自己分析したり、発信したりします٩( 'ω' )و

『海の仙人』 読みました📘

珍しく自分では読まない部類の本を読みました。

薄かったので読みやすかったです⁽⁽◝( 'ω' )◜⁾⁾

という感想までペラッペラなものにはしたくないので(↑の感想も1つ自分としては事実ですが。笑)書きますよ〜

ネタバレはしないようにします!

 

 

宝くじに当った河野は会社を辞めて、碧い海が美しい敦賀に引越した。何もしないひっそりした生活。そこへ居候を志願する、役立たずの神様・ファンタジーが訪れて、奇妙な同居が始まる。孤独の殻にこもる河野には、二人の女性が想いを寄せていた。かりんはセックスレスの関係を受け容れ、元同僚の片桐は片想いを続けている。芥川賞作家が絶妙な語り口で描く、哀しく美しい孤独の三重奏。

Amazonの商品紹介ページ・文庫本の裏側にも書いてあるあらすじ

 

 

ファンタジーの存在が私は終始気になってしまいましたね_(-ω-`_)⌒)_

何でも知ってて、でも何もできない(作中は『役立たず』と表現されていますね。)ファンタジーは微妙に愛嬌があって、主要な登場人物の中では一番好きだったかもしれないです。(人間に感情移入しづらかったのもある)

河野はリビングの一角に砂を敷き詰めて家の中に砂浜があるようにしてあるんですけど、それが具体的に自分の頭で想像しきれなかったので実写版になったらそこの部分を見たいという気持ちがあります。笑

 

上手く取り繕うこともできないし、もうこれ以上何を書いたら良いのかも分からなくなってきました私です。

この本は「大人」の印象を強く受けました。

河野は女性2人に好かれるほどのどれだけの徳を積んだのかよく分かりませんでした。

直接的に感情を表にすることがなかったのも、車の描写が多いのも、知らない曲も単語も慣用句も、分からないことが多くてでもそれは当然のこととして話が進んでいくのは、私一人だけが置いていかれているように感じました。

不明瞭さが気色悪いとか寂しいと思うことはないですが、受け入れ難いものなのかなと思いました。

それについて深く考察をしたいと思うような探究心や好奇心を持ち合わせていないので、私には理解できないなって感想を抱くのみです。

この考え自体が子供っぽいのかもしれないです。

 

敦賀を中心とした場所の美しさには惹かれたので、いつか行ってみたいですね。(๑¯ω¯๑)

 

うーん、何と言ったら良いのか......

こんな本を読んだよという備忘録です。

最後の結末と描写は嫌いではなかったです。

ストーリー性の高い物語を求めている方には向いてないと思います。

 

 

読んでいただきありがとうございました。

またね🌙

06.21.15:11